中古住宅で最近よく耳にするのが「リフォーム」・「リノベーション」です。
どちらも、古くなった家に手を入れて使い勝手を良くしたものです。
一般社団法人リノベーション協会によると、リノベーションはリフォームの一部で、リフォームが元の状態に戻すための部分的な修繕が主なことに対して、リノベーションは、使い勝手がよくなるように間取りや設備の更新を含めた改修となります。
内部や外部を総合的に新しくすることで、快適な暮らしができるようにするのがリノベーションとなります。
これによって築年数が経過した古い物件でも快適に生活することができます。
また、CINTAI情報局などによると、多くの場合、同じ地域にある新築・築浅物件より安い傾向にあります。
新しくてきれいな部屋に周囲の物件より安く入居できるのがリノベーション賃貸のメリットですね。
目次
リノベーション賃貸で気をつけるべきデメリット4選!《構造体?配管?騒音?ブレーカー容量?》
新築・築浅賃貸物件のようなきれいな部屋に安く住めるのがリノベーション物件です。
内装や設備、物件によっては間取りも新しい生活スタイルにあうものになっていて快適ですが、リノベーションでも手を入れにくいところがあります。
以下、リノベーション賃貸・物件でデメリットになり得る4つのポイントを紹介しています。必ずチェックするところですよ!
①構造体と呼ばれている建物本体
日本では建築基準が設けられていますが、これは大きな災害がある度に改定されていて、より災害に強い建物になっています。
1981年に耐震基準が更新されています。リノベーションの際、建物にも手を入れて新しい基準を満たすようにした物件もあれば、そこまでの改修を行っていない物件もあります。
気になる人は、紹介元の不動産屋さんなどに確認しましょう。
②水周りの配管
キッチンのシンクやトイレの便座は新しいものに取り換えられていても、配管はそのままのことがよくあります。
古い配管は悪臭や水漏れの原因になることがあります。
③騒音
これも建物本体の性能に関係しますから、一見しても分かりにくいポイントです。
間取りが変わると生活騒音の発生源の位置も変わります。
短時間の物件の見学では判断しづらいところですから、不動産屋さんに騒音トラブルの様子を聞いておくのが一つの方法です。
④ブレーカーの容量
古い物件ですと、ブレーカーの容量が小さくて、多量の電気を使う機器を置くとブレーカーが落ちることもあります。
物件見学時にブレーカーの表記を確認しましょう。
その他
その他にもリノベーション物件の見学の際には、ドアの開閉や水周り、排水口の周り、押し入れの隅をしっかり確認しましょう。
できれば、管理人さんや近くの部屋に住んでいる人に話を聞くようにしましょう。
リノベーション賃貸の探し方を解説!ポイントは築年数?バブル期に建てられた?耐震基準?不動産活用?
外観は古いことが多くても中身は新しいリノベーション賃貸です。
探すときには築年数に注目です。
おすすめは「バブル期に建てられた物件」を見ていきます。
バブルの頃は、景気がよくて金回りが良かった時期です。ですから、そのころに建てられた家屋は贅沢なものが多くあります。
元がよいのでリノベーション後の様子も期待できます。
地震が気になる人は、耐震基準が新しくなった1981年6月以降の物件がよいでしょう。
そして、物件探しで大切なのが多くの物件情報を集めることです。そのためには多くの情報を持っている不動産会社を活用しましょう。
ネットや周囲の人の評判から不動産屋を探して問い合わせるのが便利です。
ネット上でも、大手の不動産・賃貸会社が検索サイトを開設していて、「リノベーション」で検索できるところが幾つかあります(例えば株式会社CINTAI)。
気になる賃貸物件を見つけたら、現物をしっかり確認しましょう。
まとめ
リノベーションされた家屋は機能や間取りを新しくすることで、単にリフォームされたものより住みやすいものになっています。
なおかつ、周囲にある新築や築浅の物件より安い費用で入居できます。
そんなリノベーション賃貸を探すのは、やはり不動産屋さんを利用するのが早くて確実です。
不動産屋さんが運営するサイトでは”リノベーション賃貸”を探せるようになっているものがあります。
入居を決める前には、しっかり現地を見に行き、リノベーションで新しくなった箇所や工事内容を確認することが大切です。
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