2019年を例にすると7月の台風6号、8月には台風8号が九州地方に暴風と大雨をもたらし大きな被害を与え、台風10号は「超大型」となって西日本に被害を及ぼしました。さらに9月になると台風15号と台風19号が襲来し、千葉県を中心に風による大きな被害を与えました。
台風がやってくると、雨による河川の氾濫が気になりますが、風による被害も気になります。強い風に押されて転倒したり、風で飛ばされた物によって怪我をしたり、物が壊れたりと風による被害にも備える必要があります。

アパートにおける台風対策では、まず窓ガラスの対策が大切であることが分かります。
目次
《アパート住民必見》台風対策は窓ガラス飛散防止?おすすめは?《養生テープ?段ボール?カーテン?》
「風」は「風圧」ともいえます。風に押されて窓ガラスが割れてしまうのです。「飛散物」は風に吹き飛ばされたものがぶつかることで発生します。
風は高い所のほうが強く吹くことはよく知られています。
一般的には高層階の方が風による被害を受けやすくなります。

自宅の窓が安全ガラスや強化ガラスでも油断は禁物です。台風が襲来する前の短時間で行える補強方法のおすすめは次の通りです。
①養生テープを貼る
このテープをガラス部分にX(バッテン)形状にはります。
これで、割れたガラスが飛び散るのを防ぎます。

ガムテープでは、剥がすときに残ってしまい接着剤の除去がたいへんなので、養生テープがよいでしょう。
②段ボールを貼り付ける
段ボールはDIYショップで売られているものや自宅にあるものでOKです。

段ボールの固定には養生テープがおすすめです。
③カーテンを閉める
また、窓枠の間に突っ張り棒を張って、カーテンを押さえておくとさらい効果が増します。

時間があるときに飛散防止フィルムを貼っておくのも割れたガラスの飛散防止に効果があります。
《アパート台風対策》雨戸があるアパートは雨戸を必ず閉める事は常識!?

効果的な方法は雨戸を閉めることです。アパートに雨戸がない!って人は前述した飛散防止対策をより徹底する必要があります。そして窓近くにいない事が大切。
雨戸の登場は安土桃山時代です。当初は木製でしたが現在ではアルミ製のものが主流です。
その役割は、風圧から窓ガラスを守る、飛散物が室内に侵入することを防ぐことです。
雨戸には引き戸タイプのものとシャッタータイプのものがあります。どちらも、隙間があかないようにしっかり閉めることが大切です。
雨戸の効果は抜群です。アパートに雨戸がある場合は台風が近づいてきたら早めに雨戸を閉めましょう。アパートでも一軒家でも常識ですね!
まとめ
先に述べたように台風による被害の多くは風によるものです。アパートの窓の補強は有効な対策方法です。
そして窓ガラスの破損の一因に飛来物があるのも先に説明したとおり。
ご自宅のアパートの所有物が凶器にならないよう、外に置いてあるものが風に飛ばされないようにしましょう。
屋内に収納できるものは室内に移動させ、そうでないものはロープなどでしっかり固定するようにしましょう。ベランダの物干しさおも、床の上に降ろしておきます。
また、ラジオなど非常時の情報入手手段の確認も抜かりなく。非難指示が出たら速やかに避難しましょう。
なにより、その時になって慌てないよう、日頃から自治体が発行していえるハザードマップや災害対策の資料に目を通して、避難場所や移動ルートなどを確認しておきたいものです。