治験コーディネーター(CRC)には基礎的な英語力を問われるケースがあります。
今までの治験コーディネーターは日本語のみで対応する事が出来ましたが、最近の治験コーディネーターは「国際共同治験」などの共通治験をするケースがある為に、治験を同時に実施する各国との連絡調整の為にも、基礎的な英語力が必要になるケースが出てきたのです。
具体的には共同治験による「症例の報告書」や各国の連絡調整の為の「メール」、「治験計画書の原本の確認」など読み書きを基本とする英語力です。各国との電話対応などは通常は臨床開発モニター(CRO)が主体的に調整するので治験コーディネーターは報告書や計画書の内容を理解する英語力と簡単なメールでのやり取りをする時にライティング力が問われるでしょう。
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現在は臨床開発モニター(CRO)が各国と英語でのやりとりを実施する
治験コーディネーターが英語を使うと聞くと不安になる人もいるでしょうが、現時点では完全に治験コーディネーター1人ですべての英語を読めなんて事はありません。
モニタリングとして間に入る臨床開発モニター(CRO)がその英語訳を担当してくれるケースが多いようです。
CROによっては日本語訳をした「治験計画書の原本」や「症例報告書」を渡してくれる事も多いでしょう。
メールのやりとりにしても病院内のパソコンシステムに翻訳ソフトが入っている事が多いので文章でのやりとりの場合には内容を確認する事が出来るでしょう。
ただし、治験計画書の原本や症例報告書などの日本語訳は次第に治験コーディネーター自身がする仕事になっていくのは確実です。
今後治験コーディネーターになりたいと考える場合は医療系の資格以外にも「英検」や国際的な英語の資格でもある「TOEIC」にも挑戦してみるのも治験コーディネーターの採用への近道になるかもしれないですね!
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