逆に半分以上が出来ていないと、まずい生ビールの原因にもなります。
目次
チェック① 泡の下に薄い泡の層が発生しているか!?
画像引用元:サッポロビール社HP
管理が完璧でビールの鮮度も良いとビール液と泡の間に微細な泡の層が発生します。
サッポロビールではこれが出るお店は洗浄やサーバー管理の最高ランクでお手本のお店になるようです。
呼び方は「フロスティミスト」と呼んでいますが、サントリーでは「スモーキーバブルス」など大手メーカー各社によって呼び方は違うようです。
この泡の層は上にある樽生ビールのメリットであるクリーミーでキメ細かい泡を再生させる役割もあります。
いつまで経っても美味しい泡が無くならない!と思ったら下に薄い泡の層が出来ているはずです!
サーバー洗浄、ガス圧、ジョッキ洗浄、樽の新鮮度などすべてが揃わないと出せない泡の層なのです!
まず、美味しいビールかどうかを見極める最重要なポイントとしてはビール液と泡の間に「薄い泡の層があるか?ないか?」
これを確認すべきですね!
画像引用元:サッポロビール社HP
チェック② 飲んだ後にレーシングと言われる「泡跡」が残っているか!?
レーシングの泡状
洗浄や管理が完璧な美味しい生ビールと目で確認出来る最も確実な方法はその生ビールを飲んだ後に出来る「レーシング」です。
このレーシングとはレース状の泡の跡で、サーバー洗浄や鮮度が高い樽生、ジョッキの洗浄度の高さなどをクリアしないと出てこない泡跡です。
飲んだ跡のジョッキの状態でジョッキに付く泡跡がまだら状だと、そのお店はまだまだ、管理を徹底しているとは言えません!
注意して確認してみましょう!
自分が注文する前だと他のお客さんが飲んだジョッキ跡確認するようだな・・・。(汗
チェック③ 泡がキメ細かく時間が経過しても消えずらい泡か!?
美味しいと感じた樽生ビールの泡は、キメが細かくクリービーでなかなか消えなかったと言う経験をした事はありませんか?
それは上記で挙げた薄い泡の層(フロスティミスト)が発生している証拠です。
薄い泡の層が発生するとある役割を全うしてくれます。
それが泡再生の役割です。
薄い泡の層が上にあるクリーミーな泡の再生を繰り返すので泡がなかなか消えない状態になります。
泡は適正ガス圧で出された炭酸を逃がさないフタの役目を果たします。
その為、薄い泡の層がある事で長時間炭酸が抜けづらくなるので時間が経過しても美味しい状態の生ビールを飲めるわけです!
チェック④ グラス・ジョッキの内側に気泡・泡粒が付いていないか!?
ジョッキの内側に汚れがあるとそこに気泡や泡粒が発生します。
また汚れているジョッキはグラスの底からも泡粒が浮いてきます。
この気泡や泡粒が発生するのはそこに汚れや油分があるからです。
ビールグラスやジョッキは他の食器と分別で洗う必要があります。
さらに布巾で拭くのも他の食器で使用した油分が付いている可能性があるのでNGです。
ジョッキやグラスは自然乾燥が大原則です!
グラス・ジョッキの内側に気泡や泡粒が無い状態はきちんとジョッキを他の食器と分別洗浄している証拠です!
お店で樽生ビールを注文したらジョッキやグラスの内側や底に泡粒や気泡の発生がないか確認してみましょう!
チェック⑤ ビール液に透明感があるか!?
ビールは栄養素が高い成分が凝縮されている為に、空気中のバクテリアなどに感染しやすい飲み物です。
その為、空気中に長時間触れておく事でバクテリアが発生してビールに透明感が無くなります。
透明感が無いビールは味も劣化します。
透明度が無く濁っているビールの場合は樽を開栓してから長い時間が経過している可能性があります。
また、口金と言われる樽とサーバー側から出るヘッドを繋ぐ部分(樽の抽出口)の洗浄を怠っている可能性もあります。
ここにビールが溜まっている状態であると、長時間空気に触れたビールになります。
翌日その樽に再度ビールを通す為にヘッドと言われる接続部分をセットする事で空気に長時間触れていたバクテリア豊富のビールが樽内に侵入し、樽内の新鮮なビールも劣化させていくのです!
お店で樽生ビールを注文したら、ビール液の透明度も確認してみましょう!
まとめ
お店の生ビールがうまい店はサーバー管理やガス圧管理、樽管理が完璧なお店です。
逆に生ビールがまずいお店は洗浄を中心に管理が不徹底な店です。
美味しい生ビールを出せるお店はきちんとサーバー管理などをしているので料理の食材などにもこだわりがあり、基本的に繁盛店の場合が多いですね!
また、居酒屋の場合は瞬冷サーバーと言われるサーバーを使用しているのが基本ですが、地方の定食屋さんやラーメン屋、お蕎麦屋さんなどでは格納サーバーと言われる冷蔵庫の中にビール樽を格納するタイプもあります。
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