さくら【フリーライター】
ビールサーバーで生ビールを抽出する時に少なからず泡だらけの状態や泡が多すぎる状態になってしまった事があると思います。
車ウサギ
よくあるトラブルですね~。
泡だらけになってしまう原因は「瞬間冷却式サーバー」なのか「樽格納式サーバー」なのかでも違ってきます。共通の原因もあります。
「すべてのサーバーに共通の原因」と、「瞬間冷却式サーバーにだけある原因」、「樽格納式サーバーにだけある原因」を分けて以下に説明しています。
それぞれの原因を対策する事で対処方法になります。まずは原因を判明させる事が重要です!
すべてのサーバーに共通の泡だらけの原因
以下はすべての生ビールサーバーに共通する泡が多い、泡だらけの原因です。
設定のガス圧が適正でない場合
瞬間冷却式サーバーも樽格納式サーバーも適正ガス圧があります。液温チェックカードなどで樽温度に合わせたガス圧の設定をしてみましょう。
樽格納式サーバーの場合は通常ガス圧は冷蔵温度が一定なので一定に決まっています。何かの拍子にガス圧の数値をいじってしまった可能性もありますので確認してみましょう。
樽格納式サーバーの場合は通常ガス圧は冷蔵温度が一定なので一定に決まっています。何かの拍子にガス圧の数値をいじってしまった可能性もありますので確認してみましょう。
瞬間冷却式サーバーの場合は過飽和と言って冬場の樽温度が低い時にガス圧を高めに設定してそのままガスを流している状態が続くと樽内に炭酸ガスが飽和して泡だらけになってしまう事があります。この場合はガス圧を適正にしても樽内のビールがすでに泡になっている為改善が難しいです。
最悪樽を再度購入する事になります。
最悪樽を再度購入する事になります。
炭酸ガスボンベの容量がない場合
炭酸ガスボンベが空になってない場合やほとんど空で微量しか炭酸ガスが出ない場合も炭酸不足により泡だらけになってしまいます。
炭酸ガスボンベの残量を示す印(通常黄色のライン)が一番下の赤いラインまで下がっている場合はそのボンベは空になっています。
ビール樽が動きすぎた場合
ビール樽を激しく動かしたり、振動を与えてしまうと泡だらけになります。一定時間を経過すればまた、泡が落ち着いてくるのでビールが落ち着くまで待ちましょう。およそ30分は必要とされています。
ビールサーバーのフィルターが目詰まりをしている場合
ビールサーバーのフィルターが目詰まりをしていると当然排気がうまく出来ない状態になるのでサーバーの熱交換が悪くなります。
フィルターを1ヶ月に1回は洗浄するようにすると改善出来ますね!
フィルターを1ヶ月に1回は洗浄するようにすると改善出来ますね!
サーバーを通気性の悪い場所に置いている場合
フィルターの目詰まりもしていないのにサーバー自体が熱くなる場合のほとんどは通気性の悪さです。フィルターを通して熱を発してもその発する場所が通気性のない場所の場合はその熱がまたサーバーへと戻ってしまいます。
よくある事がサーバーを飾り付けようとサーバー周りを飾りなどで覆ったりすると通気性がなくなり熱交換の効能が落ちてしまいます。
よくある事がサーバーを飾り付けようとサーバー周りを飾りなどで覆ったりすると通気性がなくなり熱交換の効能が落ちてしまいます。
サーバーの電源が入っていない場合
サーバーの電源入れ忘れもよくあります。電源を入れなければサーバーとしての機能が発揮出来ませんので忘れずに電源を入れましょう。
漏電ランプが点灯している場合
漏電ブレーカーが落ちている状態です。リセットボタンを押す事で復帰出来ます。
瞬間冷却式サーバーにだけある泡だらけの原因
以下瞬間冷却式サーバー(瞬冷式)にだけある生ビールが泡が多くなったり、泡だらけになる原因です。
ビールを連続で注いだ場合
宴会などでみんなでビールの乾杯をする為に一度に多くのビールを注ぐ事がありますよね。
瞬冷サーバーには回路の周りを覆っている氷の容量などにより、連続抽出能力があります。この能力を超えると冷えが追い付かず泡だらけのビールになります。
瞬冷サーバーには回路の周りを覆っている氷の容量などにより、連続抽出能力があります。この能力を超えると冷えが追い付かず泡だらけのビールになります。
ビールを注ぐ間隔をあける事で解決します。
樽温度が高い場合
ビール樽の温度が30℃以上の場合は冷却能力が追い付かない状態になり泡だらけになります。
ガス圧調整でも追いつかないのでビール樽を冷やす事が先決です。
ガス圧調整でも追いつかないのでビール樽を冷やす事が先決です。
サーバーに氷が出来ていない場合
瞬冷式サーバーは氷に覆われている回路を通る事で常温のビールを冷やします。しかしサーバー内に氷が出来ていない場合はビールは冷えずに泡だらけになります。電源を入れている事を確認してください。電源を入れて1日経過しても氷が出来ない場合は故障の可能性もあります。
応急処置の方法としてサーバー内の水槽に通常の氷を入れる事で冷えたビールを抽出する事が出来ます。
この場合は氷タイプの瞬間冷却式サーバーと同じになりますね!
この場合は氷タイプの瞬間冷却式サーバーと同じになりますね!
冬場に営業状態で1日経過した場合
冬場の寒い時期に営業状態(カランを引くとすぐにビールが出る状態)で1日を経過してしまった場合は「過飽和」と呼ばれる不具合が起こる事があります。樽温度に対して高いガス圧をかけ続ける事でビール樽内に炭酸ガスが充満してしまう不具合です。
適正なガス圧に戻してもすでに樽の中が泡だらけになるので改善が出来ません。
適正なガス圧に戻してもすでに樽の中が泡だらけになるので改善が出来ません。
過飽和の場合はその樽はもう泡だらけの樽として諦めて次のビール樽を購入しましょう!
樽格納式サーバーにだけある泡だらけの原因
以下樽格納式サーバーにだけある生ビールに泡が多くなったり、泡だらけになる原因です。
ビール樽が十分に冷えていない場合
格納式サーバーに配置してビールを十分に冷やしましょう。1日経過してもビール樽が冷えない場合は樽格納式サーバーの冷蔵温度が高い設定になっているかサーバー自体が故障している可能性もあります。
ホースが短すぎる場合
格納式のサーバーは回路を通らずにすでにビールが冷えている為に直接樽から注ぎ口までホースを通り流れます。樽から炭酸ガスの力によって注ぎ口のカランと言われる取ってまで流すのですがここの勢いが強い事でジョッキに注がれる時の勢いが強くなります。
勢いよく注がれれば当然その勢いで泡だらけのビールになります。ホースの長さが長くなるとその勢いがホースを通る距離に従い弱くなります。
対策方法はホースを長くする事です。サーバー内で3回転くらいさせて固定させておくのがベストです!
勢いよく注がれれば当然その勢いで泡だらけのビールになります。ホースの長さが長くなるとその勢いがホースを通る距離に従い弱くなります。
対策方法はホースを長くする事です。サーバー内で3回転くらいさせて固定させておくのがベストです!
ビールホースは通常素人は設置しません。業者の設置ミスがほとんどでしょう。また自分でホースを取り替えた場合などもよくある事です。
ホースの長さは5メートルくらいの長さにして樽格納式のサーバー内(冷蔵施設内)にて3回くらい回転させて使うと邪魔にならずに済みますよ!
ホースの長さは5メートルくらいの長さにして樽格納式のサーバー内(冷蔵施設内)にて3回くらい回転させて使うと邪魔にならずに済みますよ!
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