病院が糖尿病患者に配布する糖尿病に良い食品の中に大きく「ごぼう」があるのを糖尿病患者の人は見かけた事があるのではないでしょうか。
糖尿病対策のサプリによく配合されていますが・・
それはごぼうに含まれる水溶性食物繊維の「イヌリン」が血糖値上昇を抑える効果がある為です。
そんなごぼうの隅から隅までを原料にして作られた「ごぼう茶」を糖尿病患者の人が定期的に飲むケースが増えているのはこのイヌリン成分による血糖値上昇効果がある為です。
また、ごぼう茶には「タンニン」が含まれているのでタンニン成分によっても血糖値を下げる効果があります。
そしてごぼう茶にはインスリンの構成になる「マグネシウム」と「亜鉛」も含まれているので糖尿病患者や予備軍の人達にはぜひ摂取してもらいたい飲み物ですね!
目次
ごぼう茶に含まれるイヌリン成分の腸内環境の改善効果もプラスになる!
前述した通り、ごぼうに含まれている成分の中で最も血糖値上昇を抑える効果があるのはイヌリンです。
イヌリンは血糖値上昇を抑える直接の効果の他に、腸内環境を改善する働きがあります。
この腸内環境を改善する働きにより、腸内の不要な糖分をも体外に排出する働きがあるので血糖値上昇をより抑えたり糖尿病の予防にもなるのです。
現在では、血糖値上昇を抑えるサプリメントとしてごぼうに含まれるイヌリン成分だけを凝縮したサプリメントなどの販売もありますが、サプリメントでの摂取よりもごぼうはごぼう茶での摂取のほうがメリットが大きいです。
チェック!イヌリン成分はサプリメントよりもごぼう茶として摂取したほうが良い理由
糖尿病患者に取って欲しいイヌリン成分はごぼうとしての食材では微量しか取れません。
サプリメントやごぼう茶として大きく摂取する事が出来ます。
しかし、イヌリン成分をサプリメントではなくてごぼう茶として取ったほうがメリットが大きい点があります。
それはサプリメントの場合はごぼうの成分の中のイヌリンだけを凝縮させたケースが多いのですが、ごぼう茶の場合はごぼうの成分すべてが凝縮されているからです。
ごぼうには水溶性食物繊維だけでなく不溶性食物繊維も多く含まれています。
この不溶性食物繊維は腸内の水分を吸収して体外へ排出する働きがあるのですが水分のみでなく、ブドウ糖も吸収して体外へ排出するので体内の糖分を減らす事が出来るのです。
この不溶性食物繊維の働きもまた、血糖値上昇を抑える事に繋がります。
この不溶性食物繊維は通常は血糖値上昇の抑制を謳うサプリメントには配合されていません。
サプリメントの場合はごぼうの成分の中のイヌリンだけを抽出しているケースが多いからです。
ごぼう茶の原料になるごぼうは健康やダイエット、美容とオールラウンドにプラスの効果を発揮する食品です。
「イヌリン成分」は前述した通り、血糖値の上昇を緩やかにする効果があり、糖尿病患者にぜひ摂取して欲しい成分です。
さらに、ごぼうにはサポニンと呼ばれる成分があり、そのサポニンはイヌリン成分の効果を倍増してくれるポリフェノールです。
これもまた、ごぼう茶には配合されていますが、サプリメントの場合は配合されていないケースがほとんどなのです。
糖尿病患者は代謝が悪い!代謝を改善するサポニンが有効!
ごぼう茶に含まれる成分の2大成分のうちごぼうの皮に多く含まれているポリフェノールの「サポニン」も血糖値上昇を抑制する効果に大きく関係してきます。
糖尿病を患ったり、糖尿病予備軍の人達は、皆インスリンの排出が弱い人達です。
このような人達に共通するのは「代謝の悪さ」です。
一般の人に比べて、血糖値が高い人は代謝率が悪いのが特徴です。
代謝率が悪いと身体の循環が悪いので、食べた物をエネルギーに変換する力が衰えています。エネルギー変換が少ないと食べた物は脂肪となり身体に付着していきます。
つまり、食べたらすぐに太ってしまう体質になっているのです。いわゆる、太りやすく痩せずらい体質の場合は代謝が悪いのです。
代謝の悪さはエネルギー変換だけでなく、吸収率も大きく下がります。
高い効能や効果が期待出来る成分を摂取しても、吸収率が悪ければ大きな効果が期待できません。このあたりがサプリメントなどを摂取した時によくある人によって効果が違うと言われる「個人差」として出ますね!
ごぼうに含まれるイヌリン成分が血糖値の上昇を抑制する効果を高めるには、代謝率も同時に上げる事が必要です。
サプリメントの場合はイヌリン成分に特化して、もう1つの成分である抗酸化作用にて、体内の酸化を防ぎ、血流を良くして代謝をUPさせる「サポニン」成分は含まれていないケースがほとんどです。
この点を考えるとごぼう茶としてイヌリンを摂取する事で同時にサポニン成分も含有されている事からイヌリンの吸収率も高まり、高い効果を期待する事が出来ます。
確認!ごぼう茶の成分は健康に優れている
ごぼう茶を摂取する事はごぼうの成分を隅々まで摂取出来る方法です。
ごぼうには健康向上の為の水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランス良く含まれています。
また、強い抗酸化作用がある「サポニン」も豊富に含まれています。
ごぼう茶は血糖値上昇を抑えるだけでなく、イヌリンの整腸作用効果による毒素を排出するデトックス効果や便通を良くする便秘解消効果、大腸がんの予防にも繋がります。また、サポニンの作用により悪玉コレステロールの分解を促進してくれるので血中のコレステロールを正常に保つ事が出来ます。
さらに、抗酸化作用により、体内の酸化を防ぎ、循環を良くして代謝率を上げる事血行を促進する作用があり、水溶性食物繊維の効果である体内の水分を体外へ排出する働きもある為にむくみを改善させる事も出来ます。
血糖値が高い場合はごぼうの成分の「イヌリン」だけを摂取するよりもごぼう全体を凝縮させたごぼう茶として摂取するほうが健康全体を考えた時にプラスに働きます。
血糖値が高くない人でも予防としてや、今後の健康維持にごぼう茶は定期的に飲んで欲しいお茶ですね!
コメント