一般ドライバーの関心が高まったのは、やはり2017年6月に起きた東名高速道路夫婦死亡事故からでしょう。
あおり運転のあげく追い越し車線に車を停車させた所にトラックが追突。男女2人が死亡し4人が重軽傷を負った痛ましい事故でした。
それを裏付けるものがソニー損保、「2019年 全国カーライフ実態調査」。2017年から2018年にかけてドライブレコーダーの装着率が急増しています。
また、2019年8月に常磐自動車道でおきたあおり運転事件。この際にドライブレコーダーの記録がメディアで使われました。事故や事件の記録として普及してきているドライブレコーダー。

ソニー損保の調査でも3割以上の車に装着されています。でも、周囲には”いらない”という人もいます。
そこでドライブレコーダーは必要あるか?ないか?をメリット、デメリットでまとめました。
ドライブレコーダーは必要ない派が主張するデメリット
ドライブレコーダーが必要ないという人の声について、マイボイスコムによる調査結果では「利用したくない」という人のコメントを紹介します。
- 自動車は持っているが、買い物だけで、必要ない。(男性73歳)
- 事故の時にはあるとよいだろうと思うが、お金を出してまで欲しいと思わない。(女性36歳)
他にもネット上で紹介されていた意見を整理すると次のようになります。
- 運転時の視界の邪魔になる。
- 取り付け、配線の処理が面倒もしくは難しく思える。
少し変わったところでは、
- 社有車で社内の会話が録音されているので、うかつなことを言えない。
なんていうものもありました。

あればあったで越したことはないけど邪魔、面倒というのが必要ない派の意見ですね。
ドライブレコーダーは必要派が主張するメリット
ドライブレコーダーが必要という人の意見は次のものが多数派でした。
- 事故やトラブルの状況を正確に記録しておいて、証拠に使う。

高齢者の操作間違いによる交通事故やあおり運転など、トラブルに巻き込まれた時の証拠にという声が多数でした。
他にも「事故がおきた直後、相手が非を認めるようなことを言っていたが、後から自分の方に原因があると手の平を返してきた。その経験から。」というものもありました。
事故・事件対策以外としては
- ドライブ風景を旅行の思い出として残すため
というものもありました。
ですが、ウエスタンデジタルの調査結果にもありますが、回答者の9割は「万が一の時の証拠として映像を残すため」を取り付け理由に挙げています。
まとめ
減らない交通事故にあおり運転などのトラブル。
ドライブレコーダーは身を守るために必要なものになっています。
自動車保険会社もドライブレコーダーを貸し出し、事故対応をスムースにするサービスを出してきました。(例えば、三井住友海上など)
でもこんな使い方もあります。警察庁が提案する使い方は、”あぶない”と感じたときの状況をみんなで共有して交通安全につなげようというものです(参考)。
事故への備えと事故の予防。ドライブレコーダーは、カーライフに浸透してきています。