元禄小判金の価値価格?長元や短元のほかに献上用や偶然大吉の高額小判も!?

古銭・切手

元禄小判金と言えば、長元や短元などのタイプが有名ですね!

大和

そして小判金自体も一般的にも知る人が多い有名小判。

元禄小判金とは!?特徴ポイントは裏面にある「元」の打印?


元禄小判金(長元):出典:銀座コイン

元禄小判(げんろくこばん)は、元禄8年9月10日(1695年10月17日)から通用が開始された小判です。

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当時の価値で「一両」としての額面を持つ小判です。

鏨(たがね)による茣蓙(ござ)目で美しい小判として古銭マニアに人気が高い小判でもあります。

また、元禄小判金は以下のような極印・打印があります。
特に元禄小判である特徴ポイントは裏面にある「元」の打印です。

元禄小判金の極印・打印

①小判表面の中央上部に「壹两」の極印
②小判表面の下部に「光次(花押)」の極印
③小判裏面の中央に「花押」
④小判裏面の左端に小判師の験極印
⑤小判裏面の左橋に吹所の験極印
⑥小判裏面中央の花押の左に「元」の字が打印

金含有量は金品位564(56.41%)と他の小判金に比べるとやや少ない感じもしますが、高額取引される小判金としても有名です。

元禄小判の種類別の参考価値・価格まとめ!600万円も!?


元禄小判には裏面に「元」の文字があると記載しましたが、その「元」の文字の4画目のハネが長い「長元」と、短い「短元」があります。

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小判価値としては元の文字が短い「短元」のほうが「長元」よりも価値が高く、高額の取引がなされています。

さらにより希少性が高い元禄小判に裏面の座人印が「大吉」と極印されている元禄小判があります。

「献上用としての元禄小判」か「偶然生まれたタイプの元禄小判」です。

偶然生まれた大吉の極印がある元禄小判は「偶然大吉の元禄小判」と呼ばれて日本貨幣カタログによると600万円程での取引があり600万円が参考価格になっています。

元禄小判の価値価格一覧

元禄小判の種類 上品レベル 中品レベル 下品レベル
長元タイプ 360万円 260万円 180万円
短元タイプ 500万円 350万円 250万円
偶然大吉タイプ 600万円 500万円 350万円
献上用タイプ 600万円 500万円 350万円

元禄小判の詳細情報まとめ!元禄小判は金品位が少なめ!


元禄小判の鋳造期間、鋳造枚数、品位、量目、大きさ、特徴などをまとめています。

鋳造期間 元禄8年~宝永7年(1695年~1710年)
鋳造枚数 13936220枚
品位 金564/銀436
量目 17.81g
大きさ(サイズ) 縦65㎜×幅35㎜
特徴 裏面の中央左側に「元」の極印有り
最高価格(取引平均) 600万円程(偶然大吉タイプ)
最低価格(取引平均) 180万円程(長元タイプ)

元禄小判は古銭マニアの間で人気小判になります。

その為、ネット上の古銭屋ショップなどを調べると長元タイプや短元タイプだけでなく、偶然大吉や献上用の座人印の「大吉」有りの元禄小判も販売しているのを見る事が出来ます。

購入希望の方は大手通販ショップ内で元禄小判を探してみましょう!

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元禄小判は慶長小判から出目(改鋳利益)によりインフレーションが起こった経緯がある!


元禄小判は江戸幕府の将軍の要望から勘定吟味役の荻原重秀が慶長小判2枚の地金に灰吹銀を混ぜて小判3枚とする鋳造をする事で通過量を1.5倍にさせる方法で出目(改鋳利益)を得ようとしました。

しかし、この出目目的は、通貨が増えすぎる事による大きなインフレーションを呼ぶ事になりました。

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このような歴史背景がある為に、古銭マニアの間では元禄小判と慶長小判はセットで集めているマニアが多いようです!

小判価値としては、慶長小判には古鋳タイプの小判があり上品で900万円程の取引価格がある為に慶長小判のほうが高価値の小判とされています。

慶長小判?って人は別途以下のページで紹介しているので参考までに!

まとめ

元禄小判らしき小判を持っている!なんて人はぜひその元禄小判がどのタイプなのか?

また、その元禄小判が本物か?参考品(レプリカ)か?を古銭の買取業者に鑑定してもらいましょう!

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