腹痛と便が出たいのに出なかったり、出ても少量しか出ないなど生活に支障もきたしてしまう「しぶり腹」ですが、このしぶり腹は症状の期間が短い場合は腸の活性が弱まった事による消化不良のケースが多いです。
しかし、長期的にしぶり腹の症状が続く場合や血便や下血を生じた場合には病気が隠れている可能性があります。
そんなしぶり腹の症状を伴う病気をまとめてみました。
目次
しぶり腹を引き起こす6つの病気まとめ!
しぶり腹を伴う病気は大きく6つあります。
ストレスからくる「過敏性腸症候群」の場合はストレスが無くなれば症状が改善される事から通常の病気と離してまとめている事もありますが、改善させるのに薬を伴う事もあるので当サイトでは1つの病気として扱っています。
過敏性腸症候群(IBS)
過敏性腸症候群(IBS)はストレスが原因になります。
ストレスから自律神経の働きが乱れる事で腸が緊張状態になる事で起こります。
しぶり腹の他に、下痢や便秘のどちらかが起こるか、又は交替型と言われ下痢と便秘が交互に起こる場合もあります。
下痢の場合は腸が収縮と弛緩の運動である蠕動運動(ぜんどううんどう)が異常に早くなってしまい水分吸収がされないままの便として出す事になるのでほとんどが水のような便になってしまいます。
また便秘の症状が出た場合はこの腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が抑制されていると考えられます。
過敏性腸症候群の場合はストレス性なので腹痛を伴う時も常時ではなくて起きている時だけ症状が起こるので判別がしやすいはずです。
血便や下血なども起きる事はありません。
ストレスから自律神経の働きが乱れる事で腸が緊張状態になる事で起こります。
しぶり腹の他に、下痢や便秘のどちらかが起こるか、又は交替型と言われ下痢と便秘が交互に起こる場合もあります。
下痢の場合は腸が収縮と弛緩の運動である蠕動運動(ぜんどううんどう)が異常に早くなってしまい水分吸収がされないままの便として出す事になるのでほとんどが水のような便になってしまいます。
また便秘の症状が出た場合はこの腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が抑制されていると考えられます。
過敏性腸症候群の場合はストレス性なので腹痛を伴う時も常時ではなくて起きている時だけ症状が起こるので判別がしやすいはずです。
血便や下血なども起きる事はありません。
潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)
大腸にある層の内側にある粘膜に潰瘍やびらんなどが出来る病気です。
しぶり腹、下痢と腹痛の症状の他に場合によっては下血や血便が起こる場合もあります。
治療する事で治ったように思えても一定期間が経過すると再発する事を繰り返す「再燃緩解(さいねんかんかい)型」と症状が慢性的に続く「慢性持続型」があります。
進行すると箇所が広がり、発熱を伴う事もあります。
しぶり腹、下痢と腹痛の症状の他に場合によっては下血や血便が起こる場合もあります。
治療する事で治ったように思えても一定期間が経過すると再発する事を繰り返す「再燃緩解(さいねんかんかい)型」と症状が慢性的に続く「慢性持続型」があります。
進行すると箇所が広がり、発熱を伴う事もあります。
大腸憩室(だいちょうけいしつ)症
大腸の一部がはみ出してしまい、その部分に便が入ってしまう状態になる病気です。
便がつまった箇所の部分に炎症を起こす場合があり、その場合は「大腸憩室炎」と呼ばれます。
しぶり腹症状、腹痛や下痢の他に下血を起こします。
下腹部の右側にある「上行結腸」や下腹部の下側にある「S字結腸」などに便が入りやすいと言われています。
便がつまった箇所の部分に炎症を起こす場合があり、その場合は「大腸憩室炎」と呼ばれます。
しぶり腹症状、腹痛や下痢の他に下血を起こします。
下腹部の右側にある「上行結腸」や下腹部の下側にある「S字結腸」などに便が入りやすいと言われています。
クローン病
小腸と大腸を中心に炎症が起こる病気です。
腹痛、下痢を伴うしぶり腹症状の他に下血や血便があります。
さらに貧血や全身の倦怠感などの症状もあり、最悪は合併症を引き起こして様々な症状を引き起こしてしまいます。
腹痛、下痢を伴うしぶり腹症状の他に下血や血便があります。
さらに貧血や全身の倦怠感などの症状もあり、最悪は合併症を引き起こして様々な症状を引き起こしてしまいます。
赤痢アメーバ症(アメーバ性大腸炎)
STD(性感染症)の代表的な病気の1つです。
しぶり腹症状の他に血便もあり、この血便が特徴的で赤っぽいゼリー状の便が出ます。
「いちごゼリー便」などとも言われています。
いちごゼリーのような便が出たら赤痢アメーバ症を疑い必ず病院で精密検査を受けましょう!
しぶり腹症状の他に血便もあり、この血便が特徴的で赤っぽいゼリー状の便が出ます。
「いちごゼリー便」などとも言われています。
いちごゼリーのような便が出たら赤痢アメーバ症を疑い必ず病院で精密検査を受けましょう!
大腸癌(がん)
しぶり腹症状が起きている場合に考えられる病気の中で最も恐ろしい病気です。
下血や血便も伴う事があります。
他の下血や血便を伴うしぶり腹の病気とは違いお腹にしこりがある場合は大腸癌(がん)を疑うべきでしょう。
また腫瘍がある事で便が通りにくく細い便になる事も特徴的です。
しぶり腹症状+細い便(血便含む)+お腹のしこりの症状が揃えば大腸癌の可能性が非常に高いです。
必ず病院での精密検査を受けましょう!
下血や血便も伴う事があります。
他の下血や血便を伴うしぶり腹の病気とは違いお腹にしこりがある場合は大腸癌(がん)を疑うべきでしょう。
また腫瘍がある事で便が通りにくく細い便になる事も特徴的です。
しぶり腹症状+細い便(血便含む)+お腹のしこりの症状が揃えば大腸癌の可能性が非常に高いです。
必ず病院での精密検査を受けましょう!
病気ではないしぶり腹は消化不良が原因!?対策は生活習慣の改善!
病気が隠れていないしぶり腹の場合のほとんどが「消化不良によるしぶり腹」です。
消化不良になる原因は胃の働きの低下や腸の運動の低下などの他にも食物繊維を含む食品の摂取が足りない事でも起こります。
血便や下血などの症状が無い場合はあせらずにゆっくりと着実にしぶり腹を治していきましょう。
胃や腸の働きを良くするには①定期的な運動と食物繊維などを含む野菜中心の食生活がベストな改善方法です。
生活習慣の改善として毎日の運動と摂取する食事を変える事で通常のしぶり腹は改善する事が可能です。
チェック!病気でないしぶり腹の改善方法
①毎日の運動(有酸素運動) | ウォーキングや水中歩行など軽い運動を毎日20分以上実施すると効果的 |
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②野菜中心の食生活へシフト | 食物繊維が豊富に入っている野菜を毎日摂取すると効果的 |
③腸内環境を改善する健康食品 | 便通を良くする為の腸内環境を改善するタイプの健康食品、サプリメント、ドリンクなども効果的 |
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