抗がん剤の種類一覧まとめ!こんなにある抗がん剤!

病気・健康
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さくら【フリーライター】
さくら【フリーライター】

癌患者に化学療法して使用される抗がん剤の種類をまとめています。
抗がん剤は2つに大別する事が出来ます。

車ウサギ
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癌治療を考えている人は知って欲しい内容ですね~

さくら【フリーライター】
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1つはDNA合成を阻害させるタイプの抗がん剤で「殺細胞性抗悪性腫瘍薬」と呼ばれます。
もう1つが「分子標的薬」と呼ばれ癌細胞を中心に働きかけてくれる抗がん剤です。

殺細胞性抗悪性腫瘍薬の種類のまとめ

アルキル化薬

DNAに「アルキル基」と言われる原始を組み込ませる方法です。このアルキル基が割り込む事でDNAの形を変化させます。(アルキル化)
このような形にする事で細胞分裂の時にDNAコピーが出来なくなる為に癌細胞の抑制に繋がります。

 

アルキル化薬① イホスファミド(イホマイド)
アルキル化薬② シクロホスファミド(エンドキサン)
アルキル化薬③ ラニムスチン(サイメリン)
アルキル化薬④ メルファラン(アルケラン)
アルキル化薬⑤ プロカルバジン(塩酸プロカルバジン)
アルキル化薬⑥ ブスルファン(ブスルフェクス、マブリン)
アルキル化薬⑦ テモゾロミド(テモダール)
アルキル化薬⑧ ニムスチン(ニドラン)
アルキル化薬⑨ ダカルバジン(ダカルバジン)

 

 

代謝拮抗薬

DNA構成要素に似ている要素から作られた薬剤です。
本物と間違わせる事が目的で、癌細胞の細胞分裂を抑える目的があります。
代謝拮抗薬は、拮抗をするものにより、「プリン拮抗薬」「ピリミジン拮抗薬」、「葉酸拮抗薬」に分けられます。
 

ピリミジン拮抗薬① フルオロラウシル
ピリミジン拮抗薬② テガフール・ラウシル
ピリミジン拮抗薬③ テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム
ピリミジン拮抗薬④ カペシタビン
ピリミジン拮抗薬⑤ シタラビン
ピリミジン拮抗薬⑥ ゲムシタビン
ピリミジン拮抗薬⑦ エノシタビン
プリン拮抗薬① メルカプトプリン
プリン拮抗薬② フルダラビン
プリン拮抗薬③ クラドリビン
葉酸拮抗薬① メトトレキサート
葉酸拮抗薬② ペメトレキセド
上記以外の代謝拮抗薬 トリフルリジン・チピラシル塩酸塩

 

 

抗がん性抗生物質

癌に対して抗生を持つ薬剤です。
癌のDNA細胞の中で合成を妨げる効果があります。
癌細胞の正常コピーを防ぐ目的です。

 

抗がん性抗生物質① マイトマイシンC(マイトマイシン)
抗がん性抗生物質② ブレオマイシン(ブレオ)
抗がん性抗生物質③ アムルビシン(カルセド)
抗がん性抗生物質④ イダルビシン(イダマイシン)
抗がん性抗生物質⑤ ダウノルビシン(ダウノマイシン)
抗がん性抗生物質⑥ ドキソルビシン(アドリアシン)

 

 

白金製剤

プラチナから生成します。
DNA構成要素の「プリン塩基」に結合して癌細胞コピーを阻害させます。
 

白金製剤① ブリプラチン・ランダ・プラトシン
白金製剤② カルボプラチン(パラプラチン)
白金製剤③ オキサリプラチン(エルプラット)
白金製剤④ ネダプラチン(アクプラ)

 

 

微小管阻害薬

癌細胞の細胞分裂の時に必要なのが「微小管」です。
微小管阻害薬はこの微小管の働きを阻害させる事が出来ます。

 

癌細胞は癌細胞コピーまではしてしまいますが、その後は通常細胞に移す事が出来なくなります。

 

微小管阻害薬① ビンクリスチン(オンコビン)
微小管阻害薬② ビンデシン(フィルデシン)
微小管阻害薬③ ビンブラスチン(エクザール)
微小管阻害薬④ ビノレルビン(ナベルビン)
微小管阻害薬⑤ パクリタキセル(タキソール)
微小管阻害薬⑥ ドセタキセル(タキソテール)
微小管阻害薬⑦ パクリタキセルアルブミン懸濁型(アブラキサン)

 

 

トポイソメラーゼ阻害薬

DNA情報をコピーさせる過程でDNA螺旋構造をほどく必要があります。

 

それに必要な要素が「トポイソメラーゼ」ですが、このトポイソメラーゼを阻害させる事でDNA情報のコピーを防ぐのが目的です。
トポイソメラーゼ阻害薬はⅠ型を阻害する「カンプトテシン誘導体」と、Ⅱ型を阻害する「エピポドフィロトキシン系」があります。

 

カンプトテシン誘導体① イリノテカン(カンプト・トポテシン)
カンプトテシン誘導体② ノギテカン(ハイカムチン)
エピポドフィロトキシン系 エトポシド(ラステット・ペブシド)

 

分子標的薬の種類のまとめ

シグナル伝達阻害薬

癌細胞が増殖するのには必要なシグナル伝達がありますがそのシグナル伝達を阻害させる働きがある薬剤です。

 

シグナル伝達阻害薬① チロシンキナーゼ阻害薬
シグナル伝達阻害薬② イマチニブ(グリベック)

 

 

血管新生阻害薬

癌細胞の広がりに対して新しい血管の生成が出来ないようにする阻害薬です。

 

血管新生阻害薬 ベバシズマブ(アバスチン)

 

抗体薬

抗体は1つが1つの抗原だけを認識します。これを利用て癌細胞を抑制させる薬剤です。

 

抗体薬① トラスツズマブ(ハーセプチン)
抗体薬② セツキシマブ(アービタックス)
抗体薬③ パニツムマブ(ベクティビックス)
抗体薬④ ベバシズマブ(アバスチン)
抗体薬⑤ リツキシマブ(リツキサン)
抗体薬⑥ イブリツモセブ・チウキセタン(ゼヴァリン)
抗体薬⑦ ゲムツズマブ・オゾガマイシン(マイロターグ)
抗体薬⑧ デノスマブ(ランマーク)

 

 

ビタミンA誘導体

ビタミンAは細胞の遺伝子の核に入る事が出来ます。
またその遺伝子の発現をコントロール出来る事から癌対策に使われます。

 

ビタミンA誘導体① トレチノイン(ベサノイド)
ビタミンA誘導体② タミバロテン(アムノレイク)

 

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