しぶり腹を起こしている場合には必ず腹痛も伴います。
この腹痛の種類によって、何が原因のしぶり腹かを判断する事も出来るのでどのタイプの腹痛かを判別して見極める必要がありますね!
しぶり腹自体は「排便反射」という体内の反射が起こり大腸が収縮するのが基本です。
この大腸が収縮する時に痛みを伴いますが、収縮の痛みは大腸全体の痛みとして感じます。
消化管が活性化する事で圧力が高められます。それが便意として脳に伝わります。
大腸全体ではなくて大腸の中でも特定の部位が強く痛い場合などは潰瘍などの欠損が生じている可能性もあります。
同じしぶり腹でも何が原因でしぶり腹になっているかで腹痛の強さや種類が違う事を覚えておきましょう!
腹痛の種類で判断する!しぶり腹の原因!?
前述したようにしぶり腹には種類があり、何が原因なのかで腹痛の種類が違います。
以下しぶり腹を引き起こす原因別に腹痛の種類をまとめてみました。
消化不良・炎症・その他の病気によるしぶり腹 | 内臓痛と言われお腹が全体的に痛む感じ・全体的な違和感を感じる・ジワジワやキリキリなど痛みで痛む箇所が漠然としている |
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潰瘍性大腸炎やクローン病によるしぶり腹 | 潰瘍などの欠損や腫瘍による部分的な痛み・臍周辺の痛みや下腹部から左右の脇腹の痛み・みぞおちの痛みなど |
大腸憩室(けいしつ)症よるしぶり腹 | 腹痛が治ったり起きたりを繰り返す「間欠痛」を伴う(初期症状) |
大腸癌によるしぶり腹 | ・便通障害として下痢をしている時に痛む・転移の場合は腸管破裂や腹膜炎の突発的な痛み |
過敏性腸症候群によるしぶり腹 | 痛みの種類は箇所が漠然としている内臓痛だがストレス性の為に寝ている時は痛みが無い・起きている時のみに痛みがあるので判別しやすい |
しぶり腹が続くようなら病院で検査する事が大切!
しぶり腹の原因には消化不良による原因やストレスによって腸が緊張したり萎縮してしまう「過敏性腸症候群」を発症しているなどの原因があります。
これらの場合は生活習慣や環境を変える事で改善する事は可能です。
しかし、恐ろしいのは病気が隠れていてその病気の症状としてのしぶり腹を起こしている場合です。
この場合は、しぶり腹を治すのではなくて病気を治す必要があります。
特に長期間しぶり腹が続く場合や便に血が混じっている事があった場合(血便)は一度病院で精密な検査をするべきです。
大腸の炎症や潰瘍、最悪のケースだと大腸癌(がん)の可能性さえありますので、病院での検査が先決ですね!
病院での検査で異常が無い場合にしぶり腹が続いている場合はストレスか消化不良のどちらかが原因のしぶり腹の可能性が高いです。
また、ストレスによる過敏性腸症候群の症状の場合は、環境を変えたり、考え方を変える事でもストレスは軽減され、結果としてしぶり腹を改善させる事が出来ますね!
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