妊娠していると、温泉に入ることができないという話を聞いた事があるでしょうか？
実際に、温泉の注意書きの下のほうによく書いてあるのが妊娠している方は遠慮願います等の文字・・・。
しかし、この妊娠していると温泉に入ることができないという根拠は何一つありませんでした！
以下、環境省の発表したニュースです。
環境省は温泉施設に掲示する注意書きや効能の内容を32年ぶりに見直し、妊娠中は入浴を避けるべきだという規定を削除する方針を決めた。
1982年に定められた現行基準は、禁忌症として重い心臓病などとともに「妊娠中（特に初期と末期）」を挙げている。
環境省は、妊娠を理由に入浴が拒否された例は「聞いたことがない」と断言、見直しにより妊婦も安心して温泉を楽しむことができるようになりました。
妊婦拒否の根拠は不明で、専門家にあらためて調査を依頼した結果、温泉浴が流産や早産を招くといった医学論文や研究はなかったという事です。
つまり、今まで妊娠している女性が温泉に入ることができない理由は不明なようです。根拠がなかったみたいですね。
なんとなくのイメージで妊婦は温泉に入るべからずと決めていたらしいです。
この環境省の発表によって多くの温泉施設の注意書きが修正されました。 妊婦さん、よかったですね。
目次
温泉の種類や温度によっては避けたほうがいい温泉も？
一般的な温泉には妊婦であろうと身体に影響はないですが、温泉の種類や温度によっては、妊婦の身体の変化を考えると控えたほうがいいかも？という温泉も少なからずあります。
妊娠中と言うのは皮膚が通常よりも敏感になっているんですね。妊娠性痒疹になったり湿疹ができやすかったりのが特徴です。
それを考えると、刺激の強い温泉質である硫黄泉や濃い食塩泉、ラジウム泉等の温泉質の温泉は避けたほうがいいかもしれないです。
また、42度以上の高温の温泉や逆に28度以下の低温の温泉は、交感神経等が刺激され、血圧上昇を招く可能性もあるので避けたほうが良いですね。
上記以外の一般的な温泉は全くもって妊婦に対する影響はないので安心して入ることができます。
温泉が好きな妊婦の方は諦めないで温泉に入ってリラックスしましょう。
妊婦は温泉に入れるが気を付けて欲しい事は？
妊娠している女性が温泉入っても大丈夫な事は分かってもらったと思います。
では、温泉自体に入浴することではなくて、違うところで妊婦は気を付けなければならない事があります。
これは温泉でなくても同じような場所なら一緒ですが、怪我をしやすいという事です。
お風呂と言うと、水場なので転ぶ可能性が通常の場所よりも高いと思います。また、身体を洗う場所等には下に石鹸が落ちているかもしれないです。
もしこの石鹸を踏んでしまって滑ってしまったらと思うとゾッとしますよね。
まして、妊婦は大きなお腹なので、身動きがうまく取れないので大変危険だと思います。
また長湯するとのぼせてしまって、床を歩く時に転んでしまうことも考えられますよね。脱衣所だって床が湿っているので転びやすいと思います。
なので温泉自体に入ることができても、その入って、出るまでの過程で怪我をする可能性も温泉に入らない事に比べると高くなるのは事実ですよね。
この事実をきちんと意識して温泉に入れば何も問題ないと思いますよ。
妊婦が温泉に入るメリットもたくさんある！
妊婦が温泉に入るのは入る事はできても気を付けて入らないとマイナスな事があるよとお伝えしましたが、逆に入ったほうが良いとされる点もありますので紹介しておきますね。
うつ病の改善と予防
睡眠障害の緩和
腰痛の改善
特に夜間にその痛みが強くなり、目覚めてしまう人も多いようです。
お風呂を出たら必ずやって欲しい妊婦のケア？
妊娠線の予防と消去
妊娠するとお腹が大きくなりますが、その皮膚が引っ張られることで妊娠線という線ができてしまいますね。
昔は妊娠線ができたら一生お腹にその線が残るとされていましたが、最近では専用クリームで妊娠線を消すこともできるようになりました。
妊娠線が出来る前に付けると妊娠線を予防でき、妊娠線ができてしまった後なら消すことができる画期的なクリームです。
このようなクリームでお風呂の後は必ずケアして欲しいと思っています。
女性なら妊娠しても子供を産んだ後も綺麗な美しい身体でいたいと思うのが本望ですからね。
妊婦は美しい
妊娠している人は温泉に入るのをためらう人が結構いますが、それは自分の大きいお腹を他人に見られるのが嫌だという人も多いと思います。
しかし、現在ではファッション誌に妊婦を載せているように妊婦の大きなお腹は美しい象徴みたいな感じに捉える動きもでてきています。
妊婦の女性は美しいという言葉も理解して恥ずかしがらずにどんどん温泉等に行ってほしいですね。
現在では温泉は妊婦オッケーになっているのでガンガン行ってください。
そしてリラックスして精神的にも身体的にもプラスになってきてくださいね。
私も妊婦だった頃は本当に温泉は好きで入りました。
温泉に入ると気分が高揚したり、リラックス効果があるので本当に素晴らしい時間を過ごせたと思っています。
産前産後の思い
産前から産後までのいろいろな思いってありますよね。
私も計り知れない思いがありました。
無事子供が生まれるのか、健康なのか、また、自分の身体も無事に産める身体なのか、いろいろ悩むと思います。
でもこの悩んだ思いが産後になるとよかったと思えてきます。
この子と今いれるのはあの時のあの思いの結果だと思っているんです。
私は本当に子供が大好きです。
辛い時も嬉しい時も私のお腹の中で一緒に共感してくれたのですから。
様々な産前産後の思いは子供あってのものですよ。
妊娠しているから楽しむ
よく妊娠していると不安とか、うつ病になってしまうとかありますが、妊娠していると通常と別格の生活を送ることができます。
今まで送れなかった生活が送れるんです。
この妊娠生活を逆に楽しむことが大事だと思います。
自分ひとりでなくて子供がお腹にいるのですから、2人で楽しむことができる絶好のチャンスですよね。
お風呂に入ってもお腹を撫でて今日の温度はどう？とか今日は楽しかったねと、毎日話しかけてみてください。
機嫌がいいときはぴくぴくっとして共感してくれますよ。
この喜びは妊婦であるあなたしか分からない喜びなんです。
温泉は妊娠しているからこそ入る
妊婦なら温泉は入ったほうがいいですね。
温泉を入ってリラックスすることで生まれる効果って絶大だと思います。
一番怖い妊娠のうつ病発症を抑えるもっとも効果的な事が温泉に入ることだと思います。
この時期に病気になっては薬は使えないですからね。
温泉でリラックスしてうつ病を予防、またこの妊婦生活になりやすい睡眠障害も防ぐ効果があるので温泉はいいことづくしです。
腰痛なども改善できる効果があり身体的と精神的の両面から改善と予防を促してくれるのが温泉です。
薬を1つも使わずにできる最善の方法だと思いますよ。
コメント