そんなDIYで選ばれている素材が木材です。
水に浮く軽さと適当な強度を備えた材料は、鉄やアルミと比べると強度は劣りますが、加工も取り扱いも金属材料よりはるかに容易な材料です。
また、天然の再生可能な材料なことも木材の特徴です。腐食や虫食いを心配する声がありますが、
しっかりと手入れされた状態なら100年以上経過しても大丈夫。

古民家や古い家具がよい例です。
目次
《DIYで使う木材は加工材?》加工材の種類は?【無垢材?集成材?合板?】

ホームセンターでDIY用として見かける材料は、たいてい加工材です。
この加工材は大きく3つに別れます。木材は、種類が多く使う場所に合わせていろいろ選ぶことができます。
以下DIYで使う事が多い3つの加工材です。
①無垢材
一本の木から材料として切り出されたものです。
美しい木目が特徴です。強度もあります。杉、ひのき、桐、松など種類がたくさんあります。

難点は反りがあることが多いことです。購入後に反りへの対応をすることもできます。
②集成材
丸太から板材や角材を取り出すときに出てくる端材をつなぎ合わせた材料です。

無垢材より反りが出にくく価格も安いので、DIYでは主役の材料でしょう。
③合板
代表的なものはベニヤ板です。
薄く切り出した板を重ねて貼り合わせたものです。強度が高くて価格が安い材料です。表面に木目調の化粧合板を貼ったものもあります。
水濡れに弱いので注意が必要です。
DIYの木材はホームセンターで揃う!?マニアックな木材は通販?
先に紹介した木材についていろいろな大きさで販売されています。
また、多くの店舗では、購入した木材の運搬ように軽トラックなどを貸し出しています。これは大きな材料の運搬に重宝します。

購入するときには前もって確認しておくとよいでしょう。
もう一つ、ホームセンターでは購入した材料の切断など簡単な加工を受け付けてくれます。有償・無償はいろいろですが、指定した寸法で切断してもらえます。切りくずを掃除する手間も省けます。

作りたいものの設計図があるときは便利ですので活用したいですね。
マニアックな木材の場合は通販がおすすめ!?
先ほど紹介したようなメジャーな加工材である、無垢材、集成材、合板などもありますが、よりマニアックなタイプの木材や、色が特徴あるような珍しい木材などは通販のほうが見つかりやすいですね!

他の人が作れないような模様や木材を使いたい!って人は通販のがおすすめ。
《塗料のおすすめは?》DIYの木材に塗る塗料のおすすめは?《油性?水性?ステイン?ワックス?ニス?》
塗料は大きく水性と油性に分かれます。種類で分けるならステイン、ワックス、ニスがよく使われる塗料でしょう。
水性塗料は、塗料を薄めるのに水を使います。乾燥前なら道具の清掃も水で行えます。
一方油性の場合、塗料の濃さの調節に専用の溶剤シンナーが必要になります。道具の清掃にも溶剤が必要になります。
油性は扱いが手間ですが塗料の密着性や光沢が水性より良いです。
次に種類ごとの特徴を紹介します。
ステイン
木材に着色するものです。油性タイプと水性タイプがあるが油性タイプが主流。
ペンキのように塗膜をはりませんから、木目を生かすことができます。
ワックス
塗料とワックスで木材の表面に膜をつくります。
ニス
表面に固い膜をつくって木材を保護します。
《DIY木材の塗料のおすすめの使い分け》
どの塗料も塗る前に下地の処理が必要です。
簡単な選び方ですと、木目を生かすならステイン、表面の保護ならニスとなります。中間がワックスです。ワックスは乾燥後に軽く磨くとよりきれいになります。

ホームセンターなどで試供品などを見て違いを確認しましょう。
まとめ
木材には多くの種類があります。
手軽に入手できるものは杉や松などの針葉樹のものが豊富で値段も安いのですが、天然の材料ですから木目が違ったり様々です。
この違いを生かすのもDIYの醍醐味でしょう。
そして出来上がった木工品を永くきれいに保つものが塗料です。これも種類が多いです。
自分でいろいろ試して見るのもよいですが、ホームセンターが主催する木工教室に参加してみるのも一つの方法です。
情報を集めて試してみて、木工品のDIYを楽しみましょう。