反り腰の矯正・治し方!腸腰筋がポイント!?

反り腰は男女差で言うと圧倒的に女性に多い姿勢です。
腸腰筋という腰の筋肉がこの反り腰になるかならないかのキーワードとなります。
反り腰とは「腰が反っている」状態になります。人間の体は横から見るとS字曲線を描きますが、反り腰はこのS字の文字の真ん中の曲がるところが通常よりより前に出てている状態です。
腰が出る分、お尻がぐっと後ろに下がる傾向にあります。また、そのバランスを取る為に胸は前に出ます。
この姿勢は昔からあり、昔は反り腰とは言われず、「出っ尻鳩胸(でっちりはとむね)」と呼ばれていました。
内容から分かるように美しい姿勢ではなく、悪い姿勢の代名詞で軽蔑の意味さえ込められていました。
 

反り腰になる原因は?

この反り腰になってしまう原因は、前述の通り「腸腰筋」と呼ばれる腰の筋肉の低下にあります。
背骨と股関節と骨盤を結ぶ筋肉ですが、この筋肉が低下する事で、収縮してしまい腰骨の反りが強まります。この現象が原因になり、腰が反ってしまい、その反った腰のバランス維持の為に胸が前に出て、お尻が後ろに出る典型的な「反り腰」になってしまいます。
この腸腰筋の筋力はどのような時に低下するのかと言うと、以下大きく3つあります。

  1. 足をあまり上げないで歩く
  2. 座っている時間が長い
  3. 猫背姿勢が長期間している

①の足を上げないで歩く事や②の座っている時間が長い事というのは腸腰筋を使っていない状態になります。
このような時間が長ければ長いほど腸腰筋の筋力が弱まりますので反り腰になっていきます。
女性に反り腰が多い理由の1つに女性が履くハイヒールに原因があり、ハイヒールを履くと足を大きく上げて歩く事が困難になり、足をあまり上げないで歩く癖が付くからです。
また③の猫背姿勢だと、なぜ反り腰も兼ねる人が多いのか言うと、猫背姿勢で前かがみの癖がある人は、歩き方も足を上に大きく上げる歩き方が難しくなります。(身体が前傾姿勢の為)
この理由により、猫背の人も、その姿勢が長期間に渡る事で腸腰筋が低下して「反り腰」を誘発し、反り腰になる事があります。
逆に「反り腰」でバランスを維持する為に、胸を前に突き出た姿勢が行き過ぎると前傾姿勢になり、それが癖付いて「反り腰」から始まって「猫背」も誘発する事もあります。
 

反り腰の症状とは!?

反り腰の症状の代表例は腰の痛みですが、それ以外でも様々な症状が生じます。

反り腰の症状

腰の痛み
反り腰は腰骨が反る状態なので腰骨の負担が大きいです。その為に腰の痛みや違和感は必須と言えます。
お腹だけがぽっこりと出る
反り腰になると、骨盤が歪みます。骨盤は内臓を支える働きをしている為に、骨盤が歪む事で、骨盤が開きます。この開いた場所に内臓系の臓器が入ってしまい、内臓の位置が下がります。
この理由により、お腹だけがぽっこりと出る事になります。このような骨盤の歪みによるぽっこりお腹は腹筋などでは改善出来ません。骨盤を閉じて内臓を元の位置に戻す必要があります。
下半身太りする
上記の通り、反り腰は骨盤を歪めます。歪んだ骨盤周りはリンパや血液が流れていますが、骨盤の歪みのせいで、この流れが悪くなります。
そうすると血液やリンパの老廃物を回収する力が悪くなり、骨盤以下の下半身に老廃物が多く溜まります。この理由によって下半身のみが太ってしまったり、むくんでしまったりします。
また、反り腰は足が上下に動かしずらい姿勢なのでこの姿勢の長期化により、足や太もも、お尻などを動かさなくなり、脂肪が付きやすい下半身になってしまいます。
反り腰=様々な原因から下半身が太ると覚えておいてください。

反り腰の治し方・矯正方法とは?

反り腰の治し方は簡単な2ステップです。
 

ステップ1

まずは、「良い姿勢を知る」「正しい姿勢を知る」事です。
反り腰の人は自分は悪い姿勢と言う事を意識して毎日の中で反り腰姿勢ではなく、通常の姿勢を意識して生活してください。
これだけで反り腰は治っていきます。
通常の姿勢が普通になるまで良い姿勢を意識して癖付ける事が必要です。
意識だけでは難しい場合は自然に良い姿勢を保ってくれる「姿勢矯正ベルト」を使うのが効率的です。
また、椅子に座る時間が長い人は「姿勢矯正椅子」を使用する事でその椅子に座っている間の時間は正しい姿勢をキープ出来ます。
どちらも、始めは反り腰姿勢が身体に染み付いているので2,3日は筋肉痛などの痛みが出る事もありますが、良い姿勢で慣れてしまえば、後はその姿勢のほうが楽になりますので我慢時です。

ステップ2

そして反り腰姿勢が治ったらステップ2です。反り腰姿勢になってしまった過去の原因は腸腰筋と言われる筋肉の低下です。
骨盤と股関節、背骨を結んでいます。この腸腰筋の筋力を下げないように、

足を大きく上げて歩く
座っている時間を長くしない

を心がけて生活してください。
また、学校や仕事柄座っている時間が長くなければいけない場合は、休み時間などは大きく足を上に上げて歩くとか、寝る前に足上げ運動をしてから寝るなどの習慣をつけてください。
要するに「腸腰筋」を使うよう意識すれば再度「反り腰」になる事はないはずです。
頑張って反り腰を完全解消しましょう!(#^.^#)

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