
さくら【フリーライター】
エコノミークラス症候群は医学用語ではなく、実は2つの病気が合わさった通称になります。

車ウサギ
2つとは!?

さくら【フリーライター】
エコノミークラス症候群を指す医学的な病名は「深部静脈血栓症」と「肺塞栓症」です。
エコノミークラス症候群=「深部静脈血栓症」+「肺塞栓症」
「深部静脈血栓症」のみが生じた場合でもエコノミークラス症候群と呼ぶ医者もいます。

車ウサギ
なるほど!
でも難しい・・。
目次
深部静脈血栓症
深部静脈血栓症とは脚に流れる血液の中に血の塊である血栓が出来てしまう病気です。この病気は脚を長時間動かさなかった事により生じる事が多いです。
血液がサラサラの人は問題無いですが、血液がドロドロ状態の場合は長時間脚を動かさない事で血栓が出来てしまうのです。
症状としては脚の腫れや痛み、しびれなどです。
肺塞栓症
「肺塞栓症」とは、身体の一部で出来た血栓が肺動脈に詰まる事で胸の痛みや呼吸困難などの重篤な症状を呈する病気です。
エコノミークラス症候群の場合は通常、脚に血栓が出来る「深部静脈血栓症」から流れた血栓になります。
エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症と肺塞栓症)の症状・特徴
エコノミークラス症候群と言われる2つの病気(深部静脈血栓症と肺塞栓症)の症状・特徴です。
通常は「深部静脈血栓症」から発症して、そこで出来た血栓が肺動脈に詰まり「肺塞栓症」を発症するので症状が出てくる順番的には①「深部静脈血栓症」②「肺塞栓症」の順になります。
エコノミークラス症候群の症状の順番
①「深部静脈血栓症」の症状が出る
②血栓が出来てから3時間~最長1ヶ月後に「肺塞栓症」の症状が出る
②血栓が出来てから3時間~最長1ヶ月後に「肺塞栓症」の症状が出る
※脚に出来た血栓が小さい場合は動脈に詰まる事なく「肺塞栓症」を発症しないで終るケースもあります。(血栓を溶かす治療は必要)
深部静脈血栓症の症状・特徴
※症状は下肢(ふくらはぎ・太もも・足首)に生じます
- 下肢が腫れる
- 下肢の痛み、圧痛
- 下肢の熱感
- 下肢の変色(赤みを帯びた茶色の場合が多い)
- 下肢のかゆみ
- 下肢のしびれ
- 下肢の肥大
- 下肢が硬くなる(特にふくらはぎ)
肺塞栓症の症状・特徴
- 呼吸困難が起こる(1回~10回程の場合も)
- 胸の強い痛み
- 理由がない不安感が生じる
- 冷や汗が生じる
- 失神
- 頭痛
- 動機
- 発熱
- 血痰(血が混じった痰)
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