サッポロビール社のビール樽を使っているお店でよく見かける事が出来るのがセパレシステムによる「セパレサーバー」です。
(画像引用:サッポロビール社HP記載のセパレサーバー)
目次
サッポロのセパレサーバー(セパレートタイプ)って!?ホシザキとの共同開発?定期的に回路ごと交換可能!?
セパレサーバーはサッポロビール独自のビールサーバーでメーカー「ホシザキ」と共同開発した特注サーバーになります。
セパレサーバーの大きなポイントは、中身の交換が出来る事。
サーバーの中身とはビール回路の事です。
瞬冷サーバーの場合には必ずビールの通り道にビール回路があります。
ビール回路の他にビールの注ぎ口、ホース、樽に取り付けるヘッドと言われる部分も一回の作業(15分程度)で交換が出来てしまいます。
このセパレサーバーは回路の定期的な交換が出来る為にビールを綺麗な回路を通して出す事が出来て美味しいビールが飲めるというメリットがあります。
その他にもセパレサーバーはビールサーバー自体の長寿命化や廃棄物の削減にも繋がります。
以前のサーバーは壊れたら1台分廃棄となっていましたが、セパレサーバーは部分ごとの交換が出来る為に壊れている箇所の交換のみで対応が出来ます。
このような点が評価されてクリーンジャパンセンター会長賞やエコプロダクツの優秀賞を受賞するなど環境面からも評価されているサーバーです。
セパレサーバーのメリットまとめ!
- ビール回路を定期的に交換が出来る
- ビールホースも定期的に交換が出来る(回路と接合している)
- ビールカランも定期的に交換が出来る(回路と接合している)
- ビールヘッドも定期的に交換が出来る(回路と接合している)
- 故障した際、故障部分だけを交換する事が出来る(廃棄物削減に貢献)
- ビールサーバーの長寿命化が可能
詳細は「公式サッポロビール社HPのセパレシステム」にて説明があります。
【サッポロの樽生がうまい!の理由の1つ?】ビール回路が綺麗になる事で樽生ビールが美味しくなる!
(画像引用:サッポロビール社HP)
通常ビール樽を取り扱っているビールメーカーのメンテナンスのスタッフはビールサーバーの点検や回路にスポンジ玉を通したスポンジ洗浄がメインです。
しかし、お店側でも出来るこのスポンジ玉を通す洗浄では回路のすべての汚れは取れません。
メーカーが定期的な洗浄で規定している週1回のスポンジ洗浄を実施しても回路は少しづづですが、汚れてしまいます。
この回路自体を交換するにはサーバー毎の交換が必要でした。
これでは負担が大きくかったのですが、この問題を解決したのがセパレサーバーで、生ビールが実際に流れる部分だけの交換(ヘッド、ホース、回路、カラン)を実現しました。
樽からビールが通る(触れる)部分がすべて工場で薬液洗浄済の綺麗な部品に交換になるって事はサーバー洗浄の度合いで味が大きく変わる樽生ビールにとってはとてもメリットが大きい事ですね!
セパレシステム開発によりサッポロ生ビールが超美味しく!飲んだ人の感想・評価・評判などの口コミが良好に!
セパレサーバーがお店に導入されるようになると、お店側やお店に訪れたお客さんの声でサッポロビールの樽生ビールが超美味しくなったと言われるようになりました。
理由の1つがここで紹介している定期的に回路交換を実施しているこの「セパレサーバー」にあります。
特に回路交換後、1週間以内にこのサーバーを使用して出す樽生ビールが美味しいと評判になっていますね。
セパレサーバーの交換直後に飲む黒ラベルの生ビール!
これぞ至福!— 大竹よしもと (@kininaruneun) April 20, 2020
丸千葉さん。今日もやっちゃんの変わらぬ元気が嬉しいね!
生ビールも最高に美味しいな♪セパレサーバーは交換したばかり★ pic.twitter.com/xREubUWEEv
— 塩見なゆ (@KanpaiNayu) September 17, 2018
サッポロのセパレサーバーの交換があったと聞いたから行った。
ヱビスの樽生やっぱりうまし!— 3104@副業先月3月33万 (@satoshi3104desu) April 20, 2020
琥珀ヱビスと言う生ビールをセパレサーバーと言われるサーバー交換型のサーバーで飲んでみたんだが、濃いのにスッキリ感もある。オーナーいわく、このスッキリ感のほうはサーバーの洗浄度によるらしい。
うますぎ!— 出川敏行@副業月8万円(平均) (@xjapanmania) April 20, 2020
このセパレサーバーの登場によって生ビールに限ってですが「サッポロ通」が増えてきました。

これからもどんどん樽生ビールのサッポロ通が増えて、さらにそこから瓶や缶にも届いてビールの王道になる日が来るかもしれませんね!
セパレサーバー使用でもその後の管理が大切!洗浄していないとやっぱり味は落ちる!?
セパレサーバーを使用してサッポロビールを出しているお店は超美味しいと記載しました。
しかし、交換後だけ美味しくてその後、メンテナンススタッフが来るまで普通の生ビールに戻ってしまっては意味がありません。
1週間経過しても継続的に美味しい場合はお店側もその後の定期的な洗浄を徹底している理由です。
また回路交換後から時間が経過するにつれて味が落ちてきていると感じるお店の場合はまだまだ洗浄が徹底されていない可能性もありますね。
さらに、樽の洗浄度やジョッキ洗浄やガス圧設定も実施していない可能性も・・。
サーバー管理と生ビールのうまさについては以下で説明していますので参考にしてください。
セパレサーバーは定期的に交換になりますが、その後の洗浄や管理はお店側の努力次第ですので、いつでも美味しいサッポロビールを飲みたい場合はセパレサーバーで定期的な回路の有無に限らず、お店側で定期的に洗浄・管理をしている事が条件ですね。
そこにプラスして「セパレサーバー」なら美味しさの継続性が高まりますよ。
まとめ
今回はサッポロビールとサーバーメーカー「ホシザキ」が共同開発したセパレサーバーを紹介しました。
定期的には新品同様のビールサーバーになり、洗浄は完璧な状態で出せます。
その他のガス圧設定やジョッキ管理などやその後のサーバー洗浄などについてはサーバー保持者のお店等が実施する必要があります。

せっかくセパレサーバーを使っているお店ならその後のメンテナンスや他のガス管理や樽管理も徹底して欲しいところです!
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