社会人になって家庭をもつといろいろ支出がかさみます。
お金の問題だけでないでしょうが、共働きの家庭は増え続けています。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によれば、2019年では共働き世帯は1,245万世帯あり、全世帯の68%に達しています。
男性も女性も社会で働くことが多くなった一方で、進んでいないのが家事の分担です。
マクロミルによる2018年 共働き夫婦の家事分担調査によれば、理想的な家事分担について男女半々ずつという意見が40%で最多なのに対し、現実は12%にとどまっていました。
女性が100%家事を行っているという回答も7%程度ありました。
なかなか分担が進まない家事ですが、家事によるストレスを減らす3つのこと、
・楽にする、・分担する、・依頼する
ことについてまとめました。
目次
共働きで家事を楽にするコツ
家事を負担に感じるからストレスになるのなら、家事を楽にする方法を考えます。
それは賢い家電を使うことです。
例えばルンバのようなロボット掃除機ですね。
障害物を自動でよけながら掃除し、バッテリが減ってきたら自分から充電器につながる。
こんな家電が3万くらいから購入することができます。洗濯に洗濯乾燥機を使えば「干す」作業を省略できます。
また天気や時間を気にせずに空いた時間で洗濯~乾燥まで行えます。後は畳むだけですね。
台所では調理家電や食洗器が人間の負担を減らしてくれます。
共働きでも家事をしない旦那と分担する秘訣
賢い家電は家事を楽にしてくれます。
そこからさらに負担を減らすのなら、旦那の協力を得るのが必要不可欠です。
旦那を動かすポイントを見ていきます。
①家事のやり方を教える
旦那が家事に参加しないのは、実はやり方を分かっていないからという意見があります。
「男性の暮らし方・意識の変革に向けた課題と方策」(男女共同参画会)にも、家事や育児に関する知識を拾えることの大切さが言われています。
ですから、旦那に出来そう・旦那が興味をもっていそうな家事について、
奥さんがレクチャーしてみるのも効果が期待できます。
②旦那の家事を評価してあげる
男性には「金を稼いでくる」という意識が強くあります。
直接的な表現をすれば「金にならないことはしない」です。
ですから、家事の価値がどれくらいになるのかを示してあげましょう。
正確な数値は不要です。
おおざっぱでも評価してあげることが大切です。
③分担表を見えるところに貼っておく
会社においては「見える化」、「可視化」の重要性がよく言われていますが、それは家事でも同じです。
内容、役割そして進捗(実行したかどうか)を見えるようにしておくと、会社のノリで家事をこなすようになるでしょう。
共働きで疲れた時は家事代行&宅配サービスを利用しよう
二人とも帰宅時間が遅くて家事の時間がとれないのなら、各種サービスを利用することを検討しましょう。
家事代行サービスを利用する
家事代行サービスには、部屋の掃除と片づけ、水周りの清掃などがあります。
3LDKの部屋掃除を週1回利用する場合の料金は25000円くらいです。
水周りの清掃は、キッチン+浴室+洗面所+トイレを1ヶ月に1回清掃してもらう場合、25000円くらいです。
ミールキットの宅配サービスを利用する
共働きの場合大変なのが食事の準備です。
会社かえりにスーパーで総菜を購入する方法もありますが、
同じものが多く飽きてくるのが問題です。
そんなときはオイシックスやヨシケイなどミールキットを使うのが便利です。
下ごしらえされた食材は、調理の時間が大幅に短縮でき、発生するごみも極少量です。
家事代行やミールキットのサービスの利用にはそれなりに費用がかかります。
時間をお金で買う形になりますが、家事の負担は楽になります。
まとめ
家事は家族のために必要な作業です。この分担は家族で賄うべきことです。
女性だけが負うものではありません。家事にストレスを感じて負担になるのなら、まずはパートナーである旦那さんと話し合ってください。
夫婦といえども話し合わなければ分からないことはあります。
話し合うことが家事への理解と協力を得るための第一歩になるでしょう。
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