天保大判金の価値&買取価格は1000万円以上も!?

古銭・切手

墨書が後藤四郎兵衛家十六代「方乗」と十七代「典乗」の書である天保大判金は人気大判金の1つです!

大和

天保大判金の価値&買取価格って気になりますよね!

実際に超高額な価値があります。以下説明します。

天保大判金って?価値や買取額は?1000万円以上!?


天保大判金画像:画像引用元:銀座コイン(https://shop.ginzacoins.co.jp/goods/image/$/id/4250/num/1/)

天保大判(てんぽうおおばん)とは天保9年から万延元年(1838年~1860年)の約22年間にかけて鋳造された大判金です。

金の割合である金品位が「享保大判金」と近く量目も同じ量目ですが、現在の価値・価格はこの天保大判金のほうが高く貴重性があります。

金品位は享保大判金に近いですが、流通している貨幣を再鋳造する「吹替え」ではない事から天保大判金は「吹増(ふきまし)」や「吹継(ふきつぎ)」と言う言葉が使われ吹増大判(ふきましおおばん)、又は吹継大判(ふきつぎおおばん)とも呼ばれる大判金です!

享保大判金?って人は以下参考。

上品の天保大判金だと買取価格も1000万円以上になる事も十分に有り得る大判金です!

天保大判金(上品)参考:1000万円(日本貨幣カタログ)

上品・中品・下品別の天保大判金の価値・買取額

天保大判(上品) 1000万円程
天保大判(中品) 800万円程
天保大判(下品) 500万円程

参考:日本貨幣商協同組合発行の日本貨幣カタログ

天保大判金の鋳造期間?鋳造量?品位?量目?特徴は?

そんな天保大判金の鋳造期間、鋳造量、品位、量目、特徴をまとめていますので参考にしてください。

天保大判金の詳細情報&特徴

鋳造期間 は天保9年から万延元年(1838年~1860年)
鋳造枚数 1887枚
品位 金674/銀326
量目 165.38g
特徴・ポイント ①大判表面は「拾両後藤(花押)」と墨書
②大判表面の上下左右に丸枠桐極印がそれぞれ一つ、計四つ打たれている
③大判の表面の鏨目(たがねめ)が太く熨斗目(のしめ)に近い形容をしている

天保大判金の鋳造前の享保大判金と類似しているところが多々見受けられますが、買取額や現在の日本貨幣カタログの公式価値については天保大判金のほうが高く人気が高い大判金となっています。

天保大判裏面の左下にある座人極印から鋳造発行枚数が分かる!

裏面には中央部分に「丸枠桐紋」、「亀甲桐紋」、「花押」の極印があり、さらに左下に座人極印があります。

この座人極印によって鋳造発行枚数を確認する事が出来ます。

参考例:座人極印「伊・三・丘」のアップ画像

大和

もちろん、発行枚数が少ない座人極印であればその天保大判金の価値はより高まる事が期待出来ますね!

買取する古銭屋も個人の古銭マニアも座人極印別に天保大判金をコレクションしている事が多いので、チェックすべき項目であると言えます!

座人極印別の鋳造枚数の一覧まとめ!

「方・次・丘」 2枚(見本金)/鋳造期間:天保9年6月21日(1838年)より8月28日
「伊・三・丘」 243枚/鋳造期間:天保9年6月21日(1838年)より8月28日
「伊・文・丘」 224枚/鋳造期間:天保9年6月21日(1838年)より8月28日
「伊・次・丘」 154枚(内7枚が潰金)/鋳造期間:天保9年6月21日(1838年)より8月28日
極印不詳 156枚/鋳造期間:天保9年9月26日から12月2日まで
「い・宇・川」および「は・宇・川」 1,115枚/鋳造期間:天保11年12月23日(1841年1月15日)より12年4月21日(1841年)まで

まとめ

天保大判金。お金に余裕があったら絶対に所持したい大判金。

見た目がまたかっこいい、ジ~ンとする感じがするんですよ!欲しい!

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