
ウコンには「抗がん作用」があるとされています。
ウコンの抗がん作用に対する研究は1980年代から盛んに行われるようになりました。

納得!
ウコンって苦そうでいろんな病気に効果ありそうですからね!
アメリカのラドガース大学の教授によるウコンの抗がん作用の実験が認められたのが1988年です。
実験はマウスを使って行われました。マウスの皮膚に発がん性がある薬液付けて、そこにウコンに含まれる「クルクミン成分」を加える実験です。
実験結果としては半分以上のマウスに癌を抑える効果があったと発表しました。
このウコンのクルクミン成分に抗がん作用を認めたアメリカは1990年にアメリカ国立癌研究所で「癌予防の可能性がある成分」にウコンを発表しました。
ウコンの抗がん成分「クルクミン」とは!?
ウコンに含まれる「クルクミン」に抗がん作用が期待されています。
ウコンの黄色の色を出しているのが「クルクミン」です。
ウコンに含まれる「クルクミン」の作用として一般的に知られているのが肝臓機能の保守です。
お酒は肝臓を使用して分解するのでお酒の前後にウコンを摂取すると肝臓の作用であるアルコール分解を促進する力が活性化して悪酔いしない事で有名ですね!
もう1つのウコンの作用が「抗酸化作用」です。酸化作用を防止する抗酸化作用効果が「クルクミン」にはあるのです。
癌を阻害するクルクミンの力とは!?
研究が続けられているのが「クルクミン」の抗がん作用です。
「クルクミン」を摂取する事で免疫力の向上が期待出来ます。
ウコン摂取が癌だけでなく免疫の低下によって生じやすい病気で治ったとの実例があるのはウコンの「クルクミン」が持つ強い「抗酸化作用」と「抗炎症作用」の効果です。
癌細胞は酸化剤によって増殖する傾向がありますが、逆に抗酸化物質は細胞の増殖を抑制する作用がある事が分かっています。
ウコンに含まれる「クルクミン」にはこの抗酸化作用があるので抗酸化の点から癌を抑制する力があると言われています。
また、「クルクミン」には抗炎症作用もあります。癌自体は炎症をしています。炎症作用を起こしている物質を鎮めるには「抗炎症作用」が必要ですが、「クルクミン」にはこの作用もある為に癌に対して2つの観点から抗がん作用があるとして研究が進められています。
標準治療の補完代替療法としても注目される理由は!?
ウコンをサプリメントなどで摂取する方法は代替療法の1つとして注目されています。
しかし、代替療法のみで実践するのではなくて、病院が実施する標準治療(手術・抗がん剤治療・放射線治療)と平行して実践する事が病院でも薦められる事があります。
理由はウコンの「クルクミン」の作用の1つである「NF-kB」のはたらきを阻害する作用があるからです。
「NF-kB」とは癌細胞が死んでいく現象を抑えてしまう成分です。
この「NF-kB」が正常だと、癌が死滅しようと試みる「アポトーシス」と言われる現象が起きてもそれを防いでしまう事があります。
つまり、癌細胞を死なないようにサポートしてしまう成分です。
しかし、ウコンに含まれる「クルクミン」はこの「NF-kB」の作用を阻害する効果があるとされています。
この「NF-kB」の作用を阻害する割合が多くなれば、癌が死滅させやすい状態になり、そこに抗がん剤などの病院が行う標準治療を行う事で効果が高められると考えられています。
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