
エコノミークラス症候群はとても身近な病気です。避難生活をしていて突然亡くなってしまった人にもこのエコノミークラス症候群が直接の原因である場合も多いです。

う~ん。
怖い病気ですよね!

特に原因不明で亡くなっていたケースで死亡解剖していない場合の大きなパーセンテージを占める病気の1つになります。

対策したいですね!
お願いしますわ!

任せて~~な!
目次
- 1 エコノミークラス症候群っていったい何!?
- 2 飛行機以外でも当然起こるエコノミークラス症候群!
- 3 エコノミークラス症候群の前兆・症状を知る事が重要!
- 4 エコノミークラス症候群の発症は血栓が出来てから3時間~最大約1ヶ月!?
- 5 深部静脈血栓症・肺塞栓症は必ず病院で治療をする!
- 6 深部静脈血栓症・肺塞栓症は病院の何科で受診するのか?
- 7 エコノミークラス症候群を引き起こす原因は血の塊!?
- 8 ドロドロ血液になる原因とは!?
- 9 動かない時間が6時間以上でエコノミークラス症候群になる!?
- 10 日常生活で出来る!エコノミークラス症候群の予防対策方法!
- 11 エコノミークラス症候群の予防グッズ
- 12 血液をサラサラにしておく事は死に関わる血液の病気をすべて防げる!
エコノミークラス症候群っていったい何!?
このエコノミークラス症候群(エコノミー症候群とも略称で言う)は「ロングフライト症候群」とも呼ばれていて飛行機を乗った人が同じ姿勢を長時間続けている事で胸の痛み、動機、呼吸困難などを起こして、最悪のケースだと死に至る事もある病気です。
長距離移動を伴う旅行中に起こる事も多い為に旅行界では「旅行者血栓症」とも言われています。
(海外旅行パンフレットなどによく注意書きで記載されていますね!)
同じ姿勢を長時間続ける事でこの「エコノミークラス症候群」を発症するケースは多いですが、なぜいきなり長時間同じ姿勢をしていた人が動き出すと意識を失ったり、死んでしまったりするのでしょうか?
それは2つの病気が隠れています。エコノミークラス症候群は「深部静脈血栓症」と言われる病気と「肺塞栓症」と言われる病気が合わさって起こる病気でこの2セットが非常に多い事から1つの病気として「エコノミークラス症候群」(ロングフライト症候群)と呼ばれるようになりました。
エコノミークラス症候群=深部静脈血栓症+肺塞栓症
足に腫れや痛み、しびれを伴う病気です。
肺の動脈を血の塊で塞いでしまう事で、通常肺から身体全体に送る酸素を送る事が出来なくなり血液循環に障害が出ます。
冷や汗、失神、頭痛、動機や頻脈、強い胸の痛み、また強い咳や血痰などの症状も出る事があります。
この病気は最悪の場合は死に至ります。
飛行機以外でも当然起こるエコノミークラス症候群!
エコノミークラス症候群は名前の通り飛行機のエコノミークラスを長時間乗っていて降りた時に発症するケースが多いのは事実ですが、特別、飛行機でなくても同じ姿勢を長時間続ける事でどんなシチュエーションだとしても発症する可能性があります。
よく耳にするのが地震などで家を無くした人が車の中の生活を一定期間した事で発症したケースです。
飛行機や車内だけでなく電車やバス、また何かの理由で狭い場所に長時間いたケースで発症しているのです。
また、職業柄、長時間トラックやバスの運転、長時間同じ姿勢を保つ仕事にもこのエコノミークラス症候群を発症する人が多いのも事実です。
長時間同じ姿勢を保たなければいけない環境にある場合は、1時間に1度は休憩をしたり、血の塊が出来やすい脚を動かす事が大切です!
エコノミークラス症候群の前兆・症状を知る事が重要!
エコノミークラス症候群は2つの病気が合わさって発症する事は記載しましたね^^。
2つの病気である「深部静脈血栓症」と「肺塞栓症」がありますが、この2つの症状を知る事でエコノミークラス症候群の前兆を知る事が出来て早急に対策が出来ます!
深刻な状態にならない為にも初期症状の段階で発見する事が大切ですよね!
長時間同じ姿勢を続けた後に以下のような症状が確認出来れば病院に早急に向かいましょう。
重体や命に関わる事もなく助かる確率はグンと高まりますよ!
特に「深部静脈血栓症」のみの症状の場合は、まだ「エコノミークラス症候群」になっていないので焦らずに落ち着いて病院を受診しましょう^^。
(治療してもその後の血液サラサラ対策は必須です)
「深部静脈血栓症」の症状・前兆
- 脚の腫れ
- 脚の痛み
- 脚のしびれ
- 下肢に変色が見られる
「肺塞栓症」の症状・前兆
- 呼吸困難を感じる
- 常時続く頭痛
- 胸の痛み
- 冷や汗症状
- 頻脈
- 強い咳が続く
- 血痰が出る
- 失神、ショック状態が起きた
- 動機
エコノミークラス症候群の発症は血栓が出来てから3時間~最大約1ヶ月!?
エコノミークラス症候群を引き起こした場合は同じ姿勢を保っている時に起きるよりも、その長時間保った姿勢を崩した後に起きる事が一般的です。
前述したように。エコノミークラス症候群は「深部静脈血栓症」が起こってそこで出来た血の塊(血栓)が肺の動脈を詰まらせる事で「肺塞栓症」が起こって総合してこれらの2つをエコノミークラス症候群と呼びますが、血栓が出来てから肺に直接血栓が詰まって「肺塞栓症」を引き起こすのは個人差があり、3時間後から最長約1ヶ月後などのケースもあります。
これは血の塊は出来たものの、大きさが微妙で1回目の血液循環の時はうまく肺動脈を通り越す事が出来て、数回目から通過する事が出来なくなってしまい結局詰まってしまったというケースがあるからです。
深部静脈血栓症・肺塞栓症は必ず病院で治療をする!
肺塞栓症やエコノミークラス症候群になっていないと大きな症状が出ない事があります。
血の塊が出来るだけの「深部静脈血栓症」の場合の症状は、脚の痛みや腫れ、しびれなどと一見血流問題とは関係がないように思える為に病院へ行かずにシップなどを貼ったりして治そうと試みる人がいますが、これは大変危険です!
「深部静脈血栓症」の状態を放置しておく事で「肺塞栓症」、つまり総合して「エコノミークラス症候群」になってしまうからです。
同じ姿勢を保った状態から1週間も経過したのであの時の症状は関係がないとは考えないでください。
血の塊(血栓)が出来てから最長で約1か月後にエコノミークラス症候群が起こる事もあり得ます。
深部静脈血栓症・肺塞栓症は病院の何科で受診するのか?
一般的に深部静脈血栓症の症状が出ている場合は「血管外科」、「心臓血管外科」が基本です。
これらの外科がない場合は通常の「外科」でも対応してくれますよ^^。
肺塞栓症を発症してしまった場合で呼吸困難や胸が激しく痛む場合は通常、「循環器内科」「心臓内科」「循環器科」などですが、肺塞栓症と思われる場合は救急車を呼んでも問題ないですね!

一刻を争う事もありますので早急な対応が確実です!

怖いですね!
エコノミークラス症候群の治療方法
エコノミークラス症候群には病院での治療方法が数種類あります。
「肺塞栓症」を起こしているかの有無でも治療方法は違いますし、重症化している、合併症化している場合でも違います。
大きく治療方法を分けると3つあり、①カテーテル治療方法、②専用薬の投与、③外科手術方法があります。
また一刻を争う状態の場合や重度化している場合は人工呼吸器、心肺補助装置などを用いる事もあります。
一般的なエコノミークラス症候群の治療方法
さらに、血栓自体があり、それを溶かす為の「血栓溶解薬」もありますが、流れがよくなりすぎて肺動脈に詰まって「肺塞栓症」を悪化させてしまう実例もある為にこの薬を使うか否かは血流の状況などを考慮して医者の判断に委ねる必要があります。
その人の症状についてどの治療方法を実施するかは医者の判断によります!
エコノミークラス症候群を引き起こす原因は血の塊!?
エコノミークラス症候群の根本的な原因は血の塊が出来てそれが動脈に詰まる事です。血の塊が出来る条件は「血液がドロドロ状態である事」です。
このドロドロ状態の血液の為に長時間動かないとそこに血液が溜まり血の塊が発生してしまいます。血の塊が出来るのは基本的に血が溜まりやすいと言われる下肢の部分です。
では、このドロドロ血液になる原因とはいったい何なのでしょうか?
ドロドロ血液になる原因とは!?
エコノミークラス症候群の原因であるドロドロ血液の原因は大きく2つあります。
1つは定期的な運動をしていない「運動不足」です。「運動不足」の人は通常の人よりも血流が滞りやすい為、「血の塊」が出来やすくなります。
特に人間は立っている姿勢の時は二足歩行なので脚に中心的に血液が溜まりやすく脚を長時間動かさない事でそこに血の塊が出来てしまいます。
もう1つの原因は「水分不足」です。体内の水分が少なくなると血液がドロドロ状態になります。ドロドロ状態の血液になれば血の塊が出来やすくなります。
高い高度にいる時の飛行機の機内の湿度は地上に比べるとぐっと低くなります。(10%前後)
エコノミークラス症候群の名前の由来でもあるエコノミークラスの狭い機内を降りた時にこの病気が起こりやすい原因は同じ姿勢を長時間続けただけではなくて、水分不足も関係しているんですね^^。
エコノミークラス症候群の原因を辿ると「運動不足」+「水分不足」
②血の塊が出来る原因=ドロドロ血液
③ドロドロ血液になる原因=運動不足+水分不足

これに伴って年齢が高齢の場合はドロドロ血液の人の割合も増えるのでより発症頻度は高まります!

確かに!
幼い子供でエコノミー症候群になる人はあまり聞かないですからね・・。
動かない時間が6時間以上でエコノミークラス症候群になる!?
エコノミークラス症候群になるのは長時間同じ姿勢を保った後ですが、その長時間の時間と言うのはおおよそ「6時間以上」とされています。
しかし、個人差も大きく、6時間以下でも血液がドロドロな状態が強い場合には発症する可能性もあります。
逆に、血行が良く、血液もサラサラな状態であれば10時間以上同じ姿勢を続けていても血栓(血の塊)が出来ないのでエコノミークラス症候群にはなりません。
6時間以上同じ体勢で座っていると発症するリスクが出てくるので、「エコノミークラス症候群」といっても起こりうるのは前述した通り飛行機の中だけではないのです。
タクシーの運転手が亡くなられた例や、トラックのの運転手が発症した例も数多くあります。飛行機だけでなく、長距離バスや電車などの旅行中、また仕事柄長時間同じ姿勢を保つ人に発症する可能性が高いのです!
血液サラサラがエコノミークラス症候群を防ぐカギ
日常生活で出来る!エコノミークラス症候群の予防対策方法!
エコノミークラス症候群の予防対策方法はエコノミークラス症候群の根本的な原因である血の塊(血栓)が出来るのを防ぐ事です。
日常で出来る事は①水分を多めに摂取する事、②血液をサラサラにする食べ物を中心に食べる事、血液の流れを良くする為に定期的な運動をする事です。
また、それらを継続するのが難しい人でも現在は「血液をサラサラにするサプリメント」もありますので最終手段として利用するのも1つの方法ですね!
水分を摂取する事でドロドロ状態を防ぐ
血液をサラサラにする食べ物で血の塊(血栓)を防ぐ!
血液をサラサラにする食べ物抜粋
血液をサラサラにする食べ物は抗酸化作用がある食品、血が固まるのを防ぐ作用がある食品、血中のコレステロールを減少させる作用がある食品がメインです。
これらの食品を日常的に多めに摂取する事で血液をサラサラ状態に近づける事が出来ます。
以下代表的な食品の含有物とその具体的な食品の例です。
ポリフェノール含有食品 | ベリー類、緑茶、紅茶、 |
---|---|
ベータカロチン含有食品 | にんじん、モロヘイヤ、ほうれん草 |
水溶性の食物繊維食品 | 干し柿、切り干し大根 |
ビタミンC・ビタミンE・ビタミンD | かぼちゃ、いちご、アーモンド |
血流を良くする為の定期的な運動
時々激しい運動をするのではなくて毎日ちょっとした運動やストレッチなどで血流を良くする効果が十分にあります。
また、エコノミークラス症候群になりやすいと判断出来る飛行機の中や狭い場所では脚を組まないようにしたり、1時間に1度靴を脱いで履いてを繰り返す動作をしたりなど1時間に1度は大きく脚を動かす動作をすると良いですね!
エコノミークラス症候群の予防グッズ
エコノミークラス症候群の大きな原因は血の塊が出来てしまう事。この血の塊を防ぐ為には血液を常にサラサラにしておく必要があります。
血液を常にサラサラにしておく事はエコノミークラス症候群だけでなく様々な血液が詰まって起こる病気の予防に繋がります。
対策として弾性ストッキングや着圧靴下などの一時的なエコノミークラス症候群対策グッズなどもありますが、その時だけ使って血栓を防ぐのではなくて長時間同じ姿勢を保っても血栓が出来ないサラサラ血液状態をキープする事が王道です!
日常的には運動や野菜中心の生活、多めの水分摂取が1番ですが、より高い効果を得たい場合や短期間でサラサラにしたい場合は血液をサラサラにする成分を凝縮させたサプリメントや飲み物があります^^。
仕事柄、環境柄、血液をサラサラにする日常生活を送る事が難しい場合はサプリメントや専用ドリンクなどを常時使用する事も予防対策になりますね^^。
血液サラサラサプリメント
防げる期間 | 予防が出来る病気 |
---|---|
永続的に防げる | エコノミークラス症候群・心筋梗塞・脳梗塞 |
防げる期間 | 予防が出来る病気 |
---|---|
一時的に防げる(避難所・飛行機内) | エコノミークラス症候群 |
防げる期間 | 予防が出来る病気 |
---|---|
一時的に防げる(避難所・飛行機内) | エコノミークラス症候群 |
血液サラサラ商品(ランキング抜粋)
血液をサラサラにしておく事は死に関わる血液の病気をすべて防げる!
エコノミークラス症候群の症状が気になる人や心配な人は血液のサラサラ度合いが低い人の方が多いです。
もし、一度でもエコノミークラス症候群の可能性があると判断された人は実はそれ以上に脳梗塞や心筋梗塞などの他の血液が詰まる病気になる可能性も非常に高いです。
エコノミークラス症候群も、脳こうそくや心筋梗塞もすべて血の塊が出来てそれが詰まって起こる病気です。
私達が予め出来る予防対策は血液の流れを良くしておく事が最大の予防対策です。
エコノミークラス症候群をまとめた当サイトですが、これをきっかけに血液が詰まる系の病気すべてに目を向けて予防対策、予防生活を心がけてはいかがでしょうか。

当サイトへの訪問誠にありがとうございました!

為になる知識ありがとうごぜーました!
コメント